かみさんが市場に行くというので、ひまつぶしについていってみると…
イベント会場用施設といった感じの3階建ての建物に到着する。
「ここが市場?」となりながら中に入ってみると、
なるほど、いかにも市場といった雑然とした空間が、右へ左へ、奥へ奥へとのびている。
しかもなぜか、あっちでもこっちでも同業者同士が同じようなものを売っているし、極端なときには八百屋なら八百屋で、同業者同士が3軒連続で軒を並べていたりする。
そんな迷路のような空間と人ごみに目を回しながら、迷子にならないようにかみさんについていくのがやっとの状態で彷徨っていると、
いつの間にか、ガラスばりの壁で仕切られた肉屋専用の区画にたどり着いていたのだが…
ここがまた、さらに輪をかけて非日常的な空間で、「損壊された動物の死体」の生々しさを残す塊が大量に並んでいて、
その中には、怨めしさを訴える塊もちらほらと…
まあ、その量に多少は驚かされたものの、この程度であれば日ごろ通っているスーパーでも見かける光景と大差ないので、非日常感はそこまでなかったのだが、
ここらへんになると、なかなかに刺激的で、
ここまでいくともう、B級スプラッター映画の非現実感におそわれ…
ということで、「非日常」を求めてインドネシアを旅行したいという日本の方には、一度足を運んでみることをおすすめします。